最近、あなたは思ったことを相手にちゃんと伝えていますか？
美味しかったら「美味しい」と、好きだったら「好きだ」と、
ちゃんと伝えていますでしょうか？
そして伝わっていますでしょうか？
人はエスパーで、他人の思考が読めるわけではありません。
何を当たり前のことをと思うかもしれませんが、
言わなくてもわかってくれる、伝えたつもりになっている人は多いと思います。
この記事では、「バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則」
について書いていきます。
本書は伝えたいことが相手にしっかりと伝わるための方法が書いてあります。
仕事だけでなく、日常生活でもとても大切な伝わる技術。
伝え方について悩みや課題を抱えている人には、ぜひ読んでほしい本です。
 | バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則 [ 柿内 尚文 ] 価格:1,540円 |
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本書の簡単な内容
こちらの本は全５章で成り立っています。
はじめに
はじめにでは最初にクイズから始まります。
伝わる技術の日常生活での活用のされ方や、重要性などについて書かれています。
主にクイズ形式で読者に考えさせたり、筆者の体験という形で伝わるについて書かれています。
第１章 伝わることの大切さ
第１章では、伝わることの大切さについての内容です。
なぜちゃんと伝わるように、伝えなくてはいけないのか？
伝え方を工夫しなくてはいけないのか？
ただ単純に言うだけだったり、一生懸命伝えるだけではわかってもらえないのか。
これらをクイズや実際の法則、有名な本を交えて紹介しています。
第２章 「伝わる」の構造
第２章では、伝わる構造についての内容です。
こちらは伝わる時の脳の構造というお話ではなく、
伝わるというのは、どういう構造なのかについて書かれています。
「なぜ」「何のために」「誰に」「どうやって」など伝わるの本質について紹介しています。
こちらでも、クイズや知り合いのお話、筆者の体験などを交えてわかりやすく書かれています。
第３章 伝わる技術
第３章では、今までの内容を踏まえて、伝わる技術が１６個紹介されています。
日常生活で使う簡単な会話のコツから、
仕事や文章を書くような時に使える技術が紹介されています。
実際にこの技術が使われている本や商品、キャッチコピー、
日常的な会話などを使って一つ一つ丁寧に解説しています。
第４章 伝え方が上手い人の行動
第４章では、伝わる人がどう行動しているかを４つ紹介しています。
伝わる人は実際にどう考えて、どう行動しているのか。
なぜそうすると伝わるのか、もしくは伝わらないのかを解説しています。
伝わるについて今までの技術も交えて、振り返りながら紹介しています。
第５章 伝わりづらい人への対処法
第５章では、今までと少し違い、伝えるのが厄介な人にどう伝えるかについて紹介しています。
厄介な人にどう対処すべきか、そもそもその厄介な人に対処しないといけないのか。
今までの内容を振り返りつつ、会話や議論、仕事での本質的な部分について
考え方や対処法について書かれています。
おわりに
おわりにでは、タイトルの解説を行なっています。
筆者の解答も説明されています。
このタイトルに込められた、今までの各章の法則やポイントが
どう使われているか解説しています。
メリット デメリット
私が思う本書のメリット、デメリットについて書いていきます。
メリット
１.一生役に立つ技術
あなたの人生でほとんど一生使う技術を、効果的に解説した本だと思います。
目に見えない「伝わる」というテーマについて、とてもわかりやすく解説してあります。
伝わることで状況が改善したり、人間関係のストレスが減ったりすると思います。
無意識に使っている技術だからこそ、しっかり学んでおきたいことだと思います。
２.当然が当然ではないことがよくわかる。
なぜ一生懸命伝えているのに、伝わらないのか？
普段の伝え方がどうして、相手に伝わっていないか。
そもそも自分が相手に伝わるための伝え方が、
できていないことがよくわかると思います。
伝え方で悩んでいるあなたに、当たり前の大切さを教えてくれる内容だと思います。
３.個人間だけでなく様々な場所で役に立つ
伝え方に悩みや課題を抱えている人に様々な場面で役に立ちます。
プライベートな場では家族や友人、恋人相手に、
仕事では会議やプレゼン、業務連絡など伝える状況は様々あります。
そのような場面で、伝えたいことを相手にしっかり伝わるように、
伝えられるようになる手助けになると思います。
デメリット
１.技術は使う人次第。
あくまで一般的な使い方、技術の話なので、
実際に自分ごととして考えないと使えないと思います。
当たり前のことや普段目にしていても気づかない法則などもあるので、
なおのこと意識して使わないといけないと思います。
ですので実際自分だったらどう使うかを考えなくてはいけません。
しかし使いこなせればかなり効果的であることは、
本やキャッチコピーなどで実証済みでもあると読んで思いました。
２.単純に答え結論を早く知りたい人には読みにくいのではないでしょうか。
私は読むのが上手くないので、少し読みにくいと感じました。
例えや具体例が多く使われていますので、
言い回しや結論が遠回りに感じて読みにくく感じました。
しかしその分しっかり読み込めば、実際の使い方や考え方が頭に描きやすいと思います。
文章から頭に情景や状況を描きやすかったです。
私が刺さったポイント
私は第４章に書かれていた
「そもそも人は、人のことがわからない」
バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則
はじめにに書かれていた
人は、言葉はもちろん、態度や表情も含めて「ちゃんと伝えてもらわないとわからない」生き物なんですね。
バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則
こちらの２つの文がかなり刺さりました。
この２つ内容はどちらも伝えるという内容からすると、
当たり前ですし、俗っぽい言い方をすれば、
普段私たちは相手のことをエスパーや超能力者だと思っている
というのと同じだなと思いました。
かなり衝撃的です。
確かに普段私たちは相手のことをエスパーや超能力者だとは思っていません。
しかし、ふとした時にそう思っていることも否めないなと思いました。
私もしっかり意識していきたいと思います。
まとめ
伝え方に悩みを抱えている人は多いと思います。
私も自分から伝えるのはかなり苦手だと思っています。
本書はそんな人の悩みを解決する手助けをしてくれる、１冊だと私は思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
ぜひ、お試しください。
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