はじめに:編集を始める前に“プロジェクト”を理解しよう
Premiere Proを起動すると、最初に出てくるのが「新規プロジェクト」画面。
この時点で「何をどう設定すればいいの?」「保存ってどこにするの?」と戸惑う方が多いです。
しかし、プロジェクト設定は動画編集の土台です。
ここをきちんと理解しておかないと、後で「素材が見つからない」「保存されていなかった」などのトラブルが起こります。
この記事では、初心者が最初に知っておくべきプロジェクトの作り方と保存のコツをやさしく解説します。
プロジェクトとは?編集データの“設計図”のようなもの
Premiere Proでは「プロジェクトファイル(.prproj)」という形で編集内容を保存します。
このファイルには、動画や音声のデータ本体は含まれておらず、
「どの素材をどの順番で並べたか」「どんなエフェクトを使ったか」などの情報だけが記録されています。
つまり、プロジェクトは映像作品の設計図のようなもの。
だからこそ、素材とプロジェクトをバラバラに管理すると、後でリンク切れが起きてしまうんです。
ステップ①:新規プロジェクトの作成手順
Premiere Proを起動したら、以下の手順でプロジェクトを作成します👇
✅ 手順
1.「新規プロジェクト」をクリック
2.「プロジェクト名」を入力(例:YouTube_Vlog_01)
3.「場所」をクリックし、保存先フォルダを選択
4.「作成」を押して完了
これで準備完了です。



ステップ②:おすすめの保存場所設定
初心者がよくやるミスが、「デスクトップ直下に保存してしまう」こと。
後でファイルを整理する時に行方不明になりがちです。
おすすめは以下のような構成👇
Premiere_Projects/
├── vlog_2025_01/
│ ├── 元素材
│ ├── 画像
│ ├── SE
│ ├── BGM
│ ├── 書き出し
│ └── vlog_2025_01.prproj(プロジェクト本体)
こうしておくと、後で編集データを他のPCに移動したり、バックアップを取ったりする時に迷いません。
ステップ③:自動保存(オートセーブ)を設定しよう
Premiere Proは動作が重い時に突然落ちることがあります。
そんな時に役立つのが自動保存(オートセーブ)機能です。
🔧 設定方法
- メニューから「編集」→「環境設定」→「自動保存」
- 「自動保存を有効にする」にチェック
- 「5分ごとに最新バージョンを保存」に設定
こうしておけば、編集中にトラブルが起きても自動でバックアップが残ります。
保存先は通常「Premiere Pro Auto-Save」フォルダ内にあります。
※「Premiere Pro Auto-Save」フォルダはプロジェクトを作ると自動的に生成されます。
ステップ④:プロがやっているフォルダ整理術
動画編集では、素材数が多くなればなるほど混乱します。
そのため、プロは必ずフォルダ構成をテンプレート化しています。
例として、私が実際に使っている構成はこんな感じです👇
project_name/
├── project_files/
├── 元素材/
│ ├── 動画素材/
│ ├── 音声素材/
│ └── 画像素材/
├── 音楽・効果音/
│ ├── BGM/
│ └── SE/
├── 書き出し/
└── サムネイル/
最初にこのフォルダをコピーして新しい案件を始めるだけ。
作業効率が上がるうえに、納品時の整理もしやすくなります。
ステップ⑤:Premiere Proの保存形式を理解しよう
Premiere Proの保存には2種類あります。
| 種類 | 説明 |
|---|---|
| 通常保存(Ctrl+S) | 現在の状態を上書き保存 |
| 名前を付けて保存(Ctrl+Shift+S) | 別のバージョンとして保存 |
おすすめは、1日1回は別名保存してバックアップを残すこと。
例:vlog_2025_01_v2.prproj
こうしておくと、トラブルがあった時にすぐ前のバージョンに戻せます。
よくあるトラブルと対処法
❌ 素材がリンク切れになる
→ 原因:素材を移動したりフォルダ名を変更した
→ 対処:リンク切れマークをクリック → 「参照」から元のファイルを再指定
❌ 自動保存が機能していない
→ 設定ミスの可能性。環境設定を再確認しましょう。
❌ 保存が遅い・重い
→ メディアキャッシュを外付けSSDに移すと改善します。
まとめ:プロジェクト管理で“編集トラブルゼロ”にしよう
Premiere Proの編集スキルよりも大事なのは、
「プロジェクトをきちんと整理して保存すること」です。
ファイル管理が整っていれば、トラブルを防げるだけでなく、作業スピードも格段に上がります。
何よりどこに何があるかが一目瞭然なので、もし別のプロジェクトで必要だったり、誰かに共有しなくてはいけない時に役に立ちます。
まずはこの記事を参考に、自分専用のフォルダ構成を作ってみましょう。

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